Russian Indie Guide-ロシアのインディーロックガイド

ロシアのインディーロック、その知られざる素晴らしき世界

Sonic DeathのInstagramで紹介してくれました

 

ちょっと前の事で書きそびれましたが、InstagramでSonic Deathがこのブログの事をストーリーで紹介してくれました!↑はそれをこのブログのインスタアカウントのリールにしたものです(インスタはひっそりとやってていいねもフォロワーも少なくて恥ずかしいんですがw)。

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ウクライナ侵攻に対するロシアのミュージシャンの姿勢それぞれ(3)現在の状況

ウクライナ侵攻に対するロシアのミュージシャンの姿勢それぞれ(1)賛成派
ウクライナ侵攻に対するロシアのミュージシャンの姿勢それぞれ(2)反対派
から続く

(1)ではウクライナ侵攻に対する賛成派とグレーゾーンのロシアの有名ミュージシャンについて、(2)では反対派のミュージシャンを紹介した。ここでは2023年9月現在の状況と、まとめ・考察を書いてみたい。

  • そして今起きている事-ラッパー狩りの異端審問官・エカテリーナ・ミズリナ
    • セーフ・インターネット・リーグ
    • スカリー・ミラノ事件
  • 最後に
    • アーティストが国家宣伝に協力する理由
      • 少ない音源販売収入
      • オリガルヒ
      • 企業イベントと国家イベントで稼ぐアーティスト
    • 大部分は沈黙
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ウクライナ侵攻に対するロシアのミュージシャンの姿勢それぞれ(2)反対派

ウクライナ侵攻に対するロシアのミュージシャンの姿勢それぞれ(1)賛成派
から続く

(1)ではウクライナ侵攻に対する賛成派とグレーゾーンのロシアの有名ミュージシャンについて書いたが、この記事では反対派のミュージシャンを紹介する。

  • 反対派
    • Alla Pugacheva
    • Andrey Makarevich(Mashina Vremeni)
    • Boris Grebenshchikov(Aquarium)
    • Yuri Shevchuk(DDT
    • Ilya Lagutenko(Mumiy Troll)
    • Bi-2
    • Zemfira
    • Dmitry Spirin(ex-Tarakany!)
    • Alexander “Chacha” Ivanov(NAIV)
    • Elysium
    •  Louna
    • Pornofilmy
    • Little Big
    • IC3PEAK
    • Noize MC
    • Oxxxymiron
    • Face
    • MORGENSHTERN
    • コンピレーションアルバム「After Russia」
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ウクライナ侵攻に対するロシアのミュージシャンの姿勢それぞれ(1)賛成派

ウクライナ侵攻は未だに終息が見えない。ロシア国内の世論には有名人の発言や姿勢も大きく影響を与えるだろう。ここではロシアの有名ミュージシャンはウクライナ侵攻、プーチン政権に対してどういう立場を取っているのか、という事を書いてみたい。日本からはなかなかロシア国内の雰囲気が分からないが、音楽を通して見れば多少なりとも伝わるかも知れない。

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ソ連時代のロック

Kino

Kino(Soyuz.Ruより

*2023/09/07 Updated!
「Red Wave」の項に外部記事のリンクを追加しました。

ロシアの現代のインディーロックを一通り聴いてそのクオリティの高さに驚いた頃、当然「ではこれ以前の時代はどうだったのか?」という疑問を抱いた。そこからロシアの過去のロックについて調べ始め、ソ連時代の80年代に「ロック革命」があった事を初めて知ったのであった。そもそもソ連にロックがあった事など知らなかったので目から鱗の連続であった。
では、ソ連時代のロックについて記してみたいと思う。

  • 70年代頃までの状況
    • ビートルマニアとバルド
    • 官製ポップスVIA
    • ロック先駆者、Mashina VremeniとAquarium
      • Mashina Vremeni(Машина времени)
      • Aquqrium(Аквариум)
  • 80年代のロック革命
  • 「ロッククラブ」の設立
    • 各ロッククラブのメンバーであった主なバンド
  • ペレストロイカ期の黄金時代
    • 「Red Wave」のアメリカでのリリース
    • Moscow Music Peace Festival
  • 「ロシアンロック」第一章の終わり
  • 代表的バンド紹介
    • Kino(Кино)
    • Alisa(Алиса)
    • DDT(ДДТ)
    • Grazhdanskaya Oborona(Гражданская оборона)
    • Piknik(Пикник)
    • Nautilus Pompilius(Наутилус Помпилиус)
    • Agata Kristi(Агата Кристи)
    • Brigada S(Брига́да С)
    • Aria(Ария)
    • Korrozia Metalla(Коррозия Металла)
    • Zvuki Mu(Зву́ки Му)
    • Gorky Park(Парк Горького)
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現代ロシアのメインストリームシーン

Morgenshtern

Morgenshtern(PopKultより)

この記事では現代のロシアの音楽シーンで人気のメインストリーム系アーティストについて書きたいと思う。このブログが扱うのも、私個人の興味もインディーシーンだが、やはりメインストリームの事をある程度知らないとインディーの立ち位置も分からないだろう。
世界の他の国と同じく、ロシアでもロックは若者のメインカルチャーではなくなり、ヒップホップが一番のシェアを占めている。とは言えロックファンもいることはいるらしい。ロシアのヒップホップシーンは非常に層が厚く、ああいう政治体制であるので反体制派のラッパーの存在感は非常に大きい。
ここで紹介するのもラッパーばかりになりそうだが、他にも特徴的なアーティストをいくつか採り上げたいと思う。個人的にラップの知識はそれほどないので音楽性はあまり突っ込めないが、ロシア社会での立ち位置などをお伝えしたい。なお、ソ連時代からの大御所も今でも活躍しているが、ここでは若い世代のアーティストを扱う。

  • ラッパー
    • Noize MC
    • Oxxxymiron
    • Basta(Баста)
    • Face
    • MORGENSHTERN
    • Pharaoh
  • ポップ
    • Little Big
    • Zivert
    • Anna Asti
    • Monetochka(Монеточка)
  • その他
    • Russian Hard Bass
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Twitterでシャドウバンされる

このブログを公開時、Twitterアカウントも作った。ブログ公開は5/15で、Twitterは16日からかな?ブログ名が「Russian Indie Guide」なので、アカのIDは「russianindie」にして、名前はブログと同じ。

ブログはまだベータ版というかプレオープン状態なので、もう少し記事を増やしてから広報活動なんかをしようと思っておりました。
そんでちまちまと記事の紹介などをやっていたら、長いお付き合いのフォロワーさんから

「シャドウバンされてるよ」

というDMが!前から気付いていたそうなので、アカウント開設当初からやられていたのかも。

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