Russian Indie Guide-ロシアのインディーロックガイド

ロシアのインディーロック、その知られざる素晴らしき世界

Twitterでシャドウバンされる

このブログを公開時、Twitterアカウントも作った。ブログ公開は5/15で、Twitterは16日からかな?ブログ名が「Russian Indie Guide」なので、アカのIDは「russianindie」にして、名前はブログと同じ。

ブログはまだベータ版というかプレオープン状態なので、もう少し記事を増やしてから広報活動なんかをしようと思っておりました。
そんでちまちまと記事の紹介などをやっていたら、長いお付き合いのフォロワーさんから

「シャドウバンされてるよ」

というDMが!前から気付いていたそうなので、アカウント開設当初からやられていたのかも。

 

「シャドウバン」というのは「凍結」程ではないけどTwitterから課されるペナルティで、サーチ結果に出なかったり他の人にリプライを付けた時に自分のレスだけ「表示できません」と書かれて見えなくなる。自分では気付きにくいというペナルティだ。道理でフォロワーさんが異様に増えないと思ったw

シャドウバンについての詳細はこちらのページで↓

applimura.com

個人アカとブログアカは相互フォロー状態なので、これらとは関りを持たせてない仕事アカから見てみると、フォロワーさんとのやり取りが私のレスだけ「表示できません」がついてて見えない。あと「from:ユーザー名」で検索しても私のアカが出てこなかったので、どうやら私はSearch BanとGhost Banをされているようだ。アフィ広告なのに「PR」を付けなかったりとか、やたら外部リンクが多いとか、NGワードをツイートしたりするとシャドウバンされるらしいが、私は特にこういった違反はしていない。
やはり「Russia」が問題だろうということで、まずIDを「russianindie」から「r_indieguide」に変更した。名前はこのブログのタイトルの「Russian Indie Guide」だったが、これもロシア関連でも「反プーチン」だという事を明記した方がいいかもと、「Anti-Putin Indie Guide」に変えてみた。シャドウバンされたらツイートもいいねもしないで1週間くらい放置した方がいいというので、しばらく個人アカからだけにしてみた。


もうめんどくさいからアカを取り直すか、などと思っていたところ、フォロワーさんに数日前のリプライの通知が届き、私のレスも見えるようになった。1週間もすると海外エロアカからフォローされたので、これももう完全復活かとw
特にツイートの削除などはしていないので、これは明らかにTwitterでは「Russia」というワードがNGになっているという事だ。シャドウバンが解除されたのはよかったが、これはこれでなんだかモヤモヤする。
そもそもロシア政府やウクライナ侵攻に抗議しているバンドを扱っているのに、IDや名前だけでAIに弾かれるというのも腹が立つ。最初自分のリプが見えなくなっているのを目にした時はちょっとショックだった。何にも悪い事してないのにヤバい人みたいに見えるじゃん!
ウクライナ侵攻前からあるロシアのミームを扱ったアカなどには「Russia」がIDや名前に入っていてもバンされていないので、多分新しく作ったアカが対象なのだと思う。
ロシア政府翼賛アカウントだと勘違いする人もいるだろうからとウクライナ国旗と鳩の絵文字を付けてたのにバカAIは分からないらしい。

またこのブログのInstagramアカも作ったのだが、こっちもIDは直した。しかし名前の変更が14日間で2回までらしくて変えられず。そのせいかTwitterからインスタアカにリンクを貼ると「このアカウントは存在しません」とか出てしまって表示されない。Twitterは徹底的にロシア関連のアカウントの露出を抑えているものと思われる。

でもInstagram内では特に制限もかかってないようで、ロシアのバンドからフォローされたりした。
でもこの投稿に変なコメントも付いた。

instagram

この人のアカウントに行ってみたが、どうやらイタリアのゴスらしい。モデナでDJとかやってるらしい。「russiandoomer」のタグでやってきたようだ。反ロシア政府的な事を書けばこの手の人は来るんだろうなとは覚悟していたがほんとに来た。ほんでこの人の投稿をさかのぼってみると、Plohoのライブ動画を上げていたので笑ってしまった。Plohoはウクライナ侵攻後ロシアを出た反プーチンバンドなのに、バカなの?Plohoについてはこちらの記事でどうぞ↓

russianindieguide.hatenablog.com

そのことを指摘して、夕食後にスマホを開くとまたギャーギャー言ってきた。

Instagram

ウクライナがナチだとか言うよりも自分の国の首相の心配をしたら?彼女はネオファシストだしあんたの国は極右が政権取ってるじゃん」と返信しようとしたらメンション制限掛けてた。きっとPlohoの事を指摘されたのが効いたのだろうw
ちゅうかロシア人だからってイタリアやヨーロッパで演奏できないってのはウソだろ。だって今年のWave Gotik TreffenにPloho出てるぞ。あとDance My Darlingというロシアのバンドも出てるぞ。(Wave Gotik Treffenとはドイツのライプチヒで1992年から毎年開催されている世界で一番大きいゴスフェスである)
この人の投稿の自撮り写真は、どう見ても中高年には見えない。まぁ若い部類だろう。そんな若年層がこんな陰謀論染みたコメントを送ってきた事にちょっと驚いた。ロシアだって若い人は比較的現実を知っているのに、イタリアはこんな事になってるの?やばくね?彼女が例外だと思いたいがどうなんだろう。極右が政権取るくらいだから若い人もそっち寄りなのだろうか?

また単純にPlohoがロシア人だからロシア政府を支持してるんだとこの人はきっと思ってたんだろうから、それも気になった。彼らがダークな音楽をやってる人気バンドだから彼女はライブに行ったんだろうが、バンドの背景などは調べない人なのだろう。「1014年」とか書いてるけど中世にはウクライナという国はないしw
「Russian Doomer Music」が海外で人気ではあるが、ロシア語の壁もあるし、大多数の人はこのブログみたいな度を越した執念(笑)でこういう音楽が生まれた背景までは調べないだろう。
だとしたら彼女のような右寄りの人に誤解されて支持されるという事もありそうだし、逆に反プーチンの人から糾弾されるような事もあるのかも知れない。海外に逃れたロシアのバンドは気苦労が絶えないだろう。

「Russian Doomer Music」の海外人気についてはこちらの記事でどうぞ↓

russianindieguide.hatenablog.com

シャドウバンが解除されたのはよかったが、Twitterでの見えない言論統制や、イタリアの不気味な若年陰謀論者の存在にちょっと背筋がゾワっとしたのであった。イタリア社会についても調べちゃおっかな・・・


なお、この記事が分類されている「雑感」カテゴリは、このような個人的な経験や考えについて書いていく予定である。他のカテゴリの記事は極力客観的な記事にしていきたいが、主観的な事もちょっと書きたいので分けた次第である。